「渡辺岳夫音楽祭」と「伊福部昭百年紀Vol.1」が爆音リマスターでリニューアル発売
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送料無料「芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサート」【3SCD-0045】
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芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサート 【没30年記念CD】「芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサート」 「赤穂浪士」「八甲田山」「八つ墓村」「鬼畜」「Kappa」など収録。 松井慶太指揮、オーケストラ・トリプティーク 美しいメロディー、アレグロとリズムの楽しみ。 生誕90年のメモリアルコンサートがついにCD発売! 企画:スリーシェルズ、新・3人の会 解説:徳永洋明、清道洋一、小林淳 協力:松竹音楽出版、東宝ミュージック、芥川眞澄 生誕90年のメモリアルコンサートがついに発売! 芥川也寸志の映画音楽の三大傑作である「八つ墓村」「八甲田山」「鬼畜」の組曲や NHK大河ドラマ「赤穂浪士」のBGMの組曲化! 幻の傑作バレエ「Kappa」や「小管弦楽のための組曲」や「NHK幻のテーマ音楽集」など美しいメロディー、アレグロとリズムの楽しみが満載! 日本映画の傑作を音楽で支えた作曲家 芥川也寸志(1925-1989)の生誕90年コンサートがついにCD発売! 文豪 芥川龍之介の息子でもある芥川也寸志の感動的な音楽をたっぷりと聴けます。 「たたりじゃ~!」の流行語でも知られる金田一耕助シリーズの映画「八つ墓村」は、映画音楽としても日本映画史に残る傑作です。芥川本人も「私の映画音楽の集大成である」と語っています。 失われたスコアを、徳永洋明が映画のサウンドトラックから執念の耳コピで復元された部分も楽譜を復元して上演した入魂の演奏となります。 今なお人気を誇る映画「八甲田山」(1977)もこれまで演奏されたものとは違う新構成の組曲です。 映画「鬼畜」(1978・松本清張原作)組曲は、貴重なストリートオルガンの演奏も入った貴重な版です。これらは日本アカデミー賞を受けた日本映画の傑作です。 もうひとつの目玉はバレエ音楽「河童」(1951)です。 これは、芥川龍之介が晩年に書き上げた傑作「河童」を原作とするバレエに、その息子である也寸志が音楽をつけたものです。時を越えた親子共演となります。アレグロ、リズムの愉悦が満載!なんと芥川には珍しい「ルンバ」やジャズ的なフィーリングを発揮した部分もあり、傑作発見です! 今回、作曲家の清道洋一によって復元構成され、組曲としてよみがえりました。 幻の音楽の復活となる。NHK大河ドラマ「赤穂浪士」組曲や、日本のテレビ放送の最初に流れた「NHKテレビオープニングテーマ」も貴重!戦後のお茶の間を彩った心温まる放送音楽の数々は、メロディーメーカー芥川の宝庫である! 芥川也寸志を愛する音楽家が結集して、生誕90年を祝ったコンサートのCD化となります。 【CD収録内容】 芥川也寸志生誕90年メモリアルコンサート/松井慶太指揮、オーケストラ・トリプティーク DISC1 (1)Do Re Mi Fa Sol La Si Do ! (2)祝典組曲No.3 marcia in do (3)映画「鬼畜」組曲 (4)(5)小管絃楽のための組曲より Basso ostinato、トッカァタ (6)バレエ「KAPPA」組曲 (7)-(12)NHK大河ドラマ「赤穂浪士」組曲 幻のテーマ音楽集 (13)NHKオープニング・エンディング (14)日本のあゆみ(Andantino) (15)若い農民(Allegro molt)開始と終了 (16)学校放送(Andantino) (17)家庭の音楽(Allegretto) (18)メロディの流れ(Moderato) (19)NHK教養大学(Andantino) (20)海外の話題(Allegretto) DISC2 (1)-(5)映画「八つ墓村」組曲 (6)映画「八甲田山」組曲 (7)みつばちマーチ 指揮:松井慶太 コンサートマスター:三宅政弘 演奏:オーケストラ・トリプティーク ゲスト奏者:森ミドリ(チェレスタ)、今江望(ストリートオルガン) 構成・復元:徳永洋明、清道洋一(祝典組曲No.3のみ清道オーケストラ編曲) 2015年5月31日きゅりあん大ホール/録音:小島雅夫 トラック番号は、曲調にあわせてつけているため組曲も1トラックとしているものもあります 芥川也寸志生誕90年コンサート実行委員会 渡壁煇、徳永洋明、清道洋一、小林淳、西耕一、内原康雄、大橋鉄雄、西脇博光、山口翔悟
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【セール】「黛敏郎 電子音楽作品集」【3SCD-0041】
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CDタイトル 黛敏郎 電子音楽作品集 発売日:2019年3月20日 CD番号:3SCD-0041 定価:3056円(税込) バーコード:4560224350412 限定250枚!! 「音響の探求者 黛敏郎と三島由紀夫作詩による幻の電子音楽を復元!」 黛敏郎(電子音楽) 三島由紀夫(作詩) 黛りんたろう(朗読) 山中剛史(解説) 磯部英彬(電子音楽復元) ■三島由紀夫の作詩、黛敏郎の作曲(電子音)による《理髪師の衒学的欲望とフットボールの食欲との相関関係》の復元CD化! 黛敏郎が1965年の日本の音風景を再構築した《3つの讃》! ミュージックコンクレートによるカンパノロジーの1975年版とも言うべき天の鐘、中の鐘、地の鐘の発見収録! 鐘の音や新幹線チャイムなど、黛ファンならば誰もが持っておきたい究極の研究CD完成! 曲目 三島由紀夫の詩、黛敏郎の電子音による『理髪師の衒学的欲望とフットボールの食欲との相関関係』(1957) 1.オリジナルバージョン(朗読:黛りんたろう、電子音復元:磯部英彬) 2.電子音を鐘の音から生成したバージョンB(朗読:黛りんたろう、電子音復元:磯部英彬) 3.黛敏郎 作曲 オリジナルバージョン(カラオケ) 4.黛敏郎 作曲 バージョンB(カラオケ) 黛敏郎作曲によるテープ音楽 5.3つの讃(1965) 6.天の鐘(1975)※途中2分無音部あり 使用された鐘:黒谷光明寺/妙心寺 黄鐘調/紀三中寺/中禅寺立樹観音堂/妙心寺 黄鐘調/寂光院/長楽寺/建長寺(小)/寛永寺 B 7.中の鐘 前半(1975) 8.中の鐘 後半(1975) 使用された鐘:日光輪王寺/金剛峯寺 大塔/円覚寺/金剛峯寺/妙心寺 大鐘/方広寺/大津三井寺/真如堂/矢崎/寛永寺 C/寛永寺 E 9.地の鐘(1975)※途中1分無音部あり 使用された鐘:知恩院/東大寺/薬師寺/建長寺/東大寺/寛永寺 A ボーナストラック(黛敏郎セレクト・梵鐘テープより) 10.日光輪王寺 11.知恩院 12.金剛峯寺 大塔 13.金剛峯寺 大塔2 14.黒谷光明寺 1 15.黒谷光明寺 2 16.妙心寺 大鐘 17.妙心寺 黄鐘調 18.紀三井寺 19.方広寺 20.薬師寺 21東大寺 1 22.東大寺 2連続用 23.立樹観音堂 24.大津三井寺 25.妙心寺 黄鐘調 2 26.円覚寺 27.建長寺 28.法照院 29.寂光院 30.真如堂 31.長楽寺 32.東大寺 3 33.矢崎 34.建長寺 小 35.寛永寺 A 36.寛永寺 B 37.寛永寺 C 38.寛永寺 D 39.寛永寺 E 40.東大寺 41.知恩院 42.妙心寺 43.高野山 44.南禅寺 ボーナストラック2 45.黛敏郎 作曲:0系新幹線チャイム(1968) 作曲:黛敏郎、作詩:三島由紀夫、朗読:黛りんたろう トラック1,2朗読の録音:2017年10月19日(OTO Studio) トラック1,2,3,4,45,電子音制作・復元:磯部英彬 他、黛敏郎音楽事務所、アオイスタジオテープより収録 -------P3-------- プロデューサーノート 西耕一 本CDに収録されたのは、黛敏郎氏の作曲・編集によるテープ音楽、電子音楽と、その素材となった鐘の音です。CDのトップを飾るのは、三島由紀夫氏の作詩、黛敏郎氏の作曲(電子音)による《理髪師の衒学的欲望とフットボールの食欲との相関関係》の復元となりました。1957年に雑誌『総合』に発表されたきり、公開での演奏も、楽曲が制作されたことの裏付けとなる情報も見つけることができずに居た幻の作品です。当時の雑誌に譜面が掲載されていたこともあり、磯部英彬氏による電子音パートの復元作成、黛りんたろう氏による朗読で、この幻の作品の再現が可能となりました。舞台初演は、2017年4月5日「黛敏郎没20年・生誕88年メモリアルコンサート」(於:豊洲シビックホール)でした。 トラック5の《テープによる3つの讃》は、NHK電子音楽スタジオで制作され、1965年8月8日に発表されました。「1965年」の日本を取り巻く様々な音風景を素材として編集・構成して作られたテープ作品です。詳細な楽曲情報は、当時の解説や楽譜などもまだ未発見であり、今後の調査によって判明されることでしょう。トラック6,7,8,9に収録されたのは、1970年制作と思われる《天の鐘》《中の鐘》《地の鐘》と題されたテープに収録されていた作品です。各鐘には無音が数分続く部分もありますが、そのままの収録と致しました。その理由は。この3つの鐘(ほぼモノラルであるが2chステレオで制作)を同期して6chで多重再生した素材としての同一性を保持する必要を考えたためです。鑑賞には不向きな部分もあるかもしれませんが、上記の理由にてテープへ収録されたままの収録としました。尚、CD制作において、実際に3つの鐘を同期して再生を試みましたがライヴ的なズレも許容する「演奏」としての再生でこそ効果を発揮するものであり、その再現演奏の可能性に期待して3つの鐘を同期・固定させた音源の制作・収録は避けることに致しました。黛敏郎氏の作曲による幻のテープ作品として今後の研究が期待されます。 同じく、トラック10から44までは、黛敏郎氏が自身の音楽的な源泉を知るための素材の一つである「鐘の音」のテープから収録致しました。上記《天の鐘》《中の鐘》《地の鐘》の製作時にその素材として、アオイスタジオに提供した鐘の音テープからの収録となります。基本的に、1本のテープに1つのお寺の鐘の音が収録され、1打を繰り返しコピーされているテープでしたが、そこから各寺の1打を切り出して収録しています(収録順はテープナンバー順、重複と思われる音源も別テープの場合は収録しました)。例外として、トラック40、41,42,44は波形から検証して、連続して同じ鐘を連打した録音であり、そのままの再録としました。なお、《涅槃交響曲》に使用したとされる梵鐘は、東大寺、平等院、法然院、 永観堂、妙心寺、華光寺、大雲寺の7種(と3種の半鐘)とされております。 そしてボーナストラックに、やはり復元での収録となりましたが《0系新幹線チャイム》を収録致しました。このオリジナルは、その特殊なサウンドが、新幹線の乗客には印象深く刻まれていました。1968年から1970年の使用とされていますが、特殊な電源装置が必要な特注の再生装置であったことで、そのオリジナルのクリアな録音を聴くことが難しかったこともあり、オリジナルの音源を音楽家の今堀拓也氏によって楽譜化して、それを磯部英彬氏の電子音によって復元をしました。ノイズの多い、オリジナルの音源しか残っていなかったことと、音楽作品としての音盤化がなされていなかったこともあり、本作の収録は特筆されましょう。 2019年2月20日で黛敏郎は生誕90年を迎えます。「音響の探求者」として音楽家人生を走り抜けた作曲家の、これまで顧みられることの少なかった作品について、理解が深まりますことを祈念致します。このCDの制作に関わった多くの関係者の皆様に深く御礼を申し上げます。
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【特別価格】「伊福部昭百年紀Vol.1・改」爆音Remaster【3SCD-0054】
¥2,751
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先行購入者への発送開始しました。 【サンプル音源】 https://youtu.be/ffWZLsjkY4Y ■CDタイトル「伊福部昭百年紀Vol.1・改」【爆音リマスター】 指揮:齊藤一郎/オーケストラ・トリプティーク ■帯: 驚きの爆音仕様で甦ったサウンドが押し寄せる! ■CD番号 3SCD 0054 ■バーコード 4560224350542 ■定価 3056円(税込) ■発売:2020年7月24日 ■企画・発売元:スリーシェルズ ■解説:今井重幸、井上誠、西脇博光、西耕一ほか ■収録:2014年2月1日すみだトリフォニーホール(録音:アオイスタジオ) ■爆音リマスター:磯部英彬(電子音楽家) ■CDデザイン:山口翔悟 ※ライヴ収録によるノイズもございますので御了承ください ■収録曲(トータルタイム76分07秒) 1-3「銀嶺の果て」より 4-15「国鉄組曲」(国鉄、つばめを動かす人たち、雪にいどむ、より) 16-26「ゴジラ組曲 」 27-39「海底軍艦組曲」 40-51「地球防衛軍組曲」 52-54 交響ファンタジー「ゴジラVSキングギドラ」 より 爆音リマスターの百年紀「改」完成! 2014年2月1日に開催された伊福部昭百年紀Vol.1は今も語り草とされる伝説的なコンサートでした。 そこで演奏された「ゴジラ」「海底軍艦」「地球防衛軍」「キングギドラ」「国鉄」などの超絶的な演奏が、さらなる爆音仕様で甦ります。しかも、「もっと激しく!」「もっと爆音で!」「もっと泥臭く!」という飽くなき希望・欲望に応えた爆音MIXでの改訂版です。 通常のサウンドでは満足できないファンのために伊福部昭の新たな側面を引き出す「爆音リマスター」によるCDが完成しました。その名も「伊福部昭百年紀Vol.1・改」御期待ください。 「百年紀・改」のリマスター方針について(西耕一) 2019年までに7回のコンサートを開催した伊福部昭百年紀。我らが巨匠・伊福部昭の映画音楽を中心に、モノラルや光学録音しか残されていない幻の作品上演など、様々に展開している。 特に鮮烈な印象を残しているのは2014年2月1日の「Vol.1」であった。そのライヴCDは「伊福部昭百年紀Vol.1」として発売されたが、すみだトリフォニーホールの広大な空間で悠然と鳴動するオーケストラを自然な響きで記録した。 その後、シリーズを続ける中で、コンサートの追体験とは違うCDの在り方を考えるようになった。誤解を承知で言えば「爆音仕様の伊福部サウンド」。CDならそれも可能ではと考えた。そこで、電子音楽家として世界で活躍する磯部英彬(無類の宇宙好き)と会議を重ね、「伊福部サウンドの迫力を最大に引き出すように」と編集方針を固めた。2014年2月のマルチトラック音源から、リハ、本番の全素材を活用してミックスダウン。現代音楽や電子音楽で使われるソフトも駆使して試行錯誤を繰り返し、極上のリマスターが完成した。 その一部は2017年の「伊福部昭百年紀ベスト」にも収録されたが、今回、再リマスターして「百年紀・改」に収録された。同じ演奏でもここまで変わる。どちらも良いのだ。 旧盤と本盤を聴き比べて録音芸術の楽しみを味わって頂きたい。 CDの聴き比べセットも特別価格で用意されている。 聴き比べ版 https://3scdjrl.shopselect.net/items/31128507
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深井史郎-日本テレビテーマ《鳩の休日》(松木敏晃編)
¥240
【1曲のみのデータ販売です】 演奏 : リベラ・ウィンド・シンフォニー 指揮 : 福田滋 日本テレビ「鳩の休日」(1953) 深井史郎/ 松木敏晃(2012)
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送料無料【3SCD-0048】「佐藤勝音楽祭」
¥3,056
ゴジラシリーズ、黒澤、喜八、日本映画を音楽で支えた作曲家 佐藤勝のダイナミックで痛快なサウンドが甦る! ゴジラシリーズ、黒澤明映画、岡本喜八映画、山田洋次映画など、数々の映画を彩る音楽は その多くが佐藤勝の作曲であった。 偉大な仕事にあらたな生命を!意義ある仕事を後世に残していこう!と行われた音楽祭が待望のCD化。 失われたスコア(楽譜)を復元して再演奏、ステレオ録音の快挙! 来場した樋口真嗣監督が「メロディーが刺さり音圧に感情をぐわんぐわん揺さぶられます」「ブラスファンクな金管の唸り、野蛮なリズムセクションのビート感。文字通り血液が沸騰して体温と血圧が上昇します」と絶賛した名演を収録した決定版! ■品名:CD「佐藤勝音楽祭/オーケストラ・トリプティーク」 松井慶太指揮、オーケストラ・トリプティーク、佐藤勝記念合唱団 ■帯:ゴジラ、黒澤、喜八、日本映画を音楽で支えた男 佐藤勝の痛快なる音世界 ■CD番号 3SCD 0048 バーコード 4560224350481 ■定価 2778円(税抜) ■発売:2019/07/22 ■企画:スリーシェルズ ■解説:小林淳 ■協力:佐藤家、喜八プロ、東宝ミュージック、岩瀬政雄、瀬戸伸雄、佐々木淳 収録曲一覧 山田洋次監督作品より 01.『幸福の黄色いハンカチ』(1977) はためく黄色いハンカチ [M-17] 岡本喜八監督作品による3つの映画音楽 02.『独立愚連隊』(1959) 独立愚連隊マーチ 03.『肉弾』(1968) 04.『吶喊』(1975) 黒澤明監督作品による3つの映画音楽 05.映画『隠し砦の三悪人』(1958) 06.映画『用心棒』(1961) M1、M28、 M46 M47 07.映画『赤ひげ』(1965) M1 、M7、M19、M24、M26 ゴジラシリーズ 08.『ゴジラの逆襲』(1955) メインタイトル 09.『ゴジラの息子』組曲(1967) オープニング(M1) メインタイトル(M2) 実験準備(M8) 大カマキリ(M6) カマキラス(M12) ゴジラ対クモンガ(M32) エンディング(M34T3) 10.ゴジラ対メカゴジラ(1974) オープニング(M1) メインタイトル(M2) 黒雲の山(M6) メカゴジラ出現(M11) ゴジラ対アンギラス(M9) ゴジラ対ゴジラ(M10) シーコーラル(M16) 西から昇る太陽(M23) ミヤラビの祈り(M26) 三大怪獣・沖縄決戦!2(M30) エンディング(M32T2) 11.ゴジラ対メカゴジラより 12.赤ひげより 指揮:松井慶太 演奏:オーケストラ・トリプティーク 2017年7月30日渋谷区総合文化センター大和田さくらホール 録音・編集:上埜嘉雄 プロフィール 佐藤勝(さとう まさる/1928-1999) 北海道留萌市生まれ。生家の近くに映画館があったことから、また母親が映画好きだったことから幼少時より映画に親しんだ。とりわけ映画から流れてくる音楽に心を惹かれた。1951(昭和26)年3月、音楽で身を立てるために入学した国立音楽学校を卒業する1週間前、映画音楽の仕事に就きたいという想いをどうしても捨てきれずに黒澤明監督作『羅生門』(1950/大映京都)の音楽ですっかり心酔していた早坂文雄の門を叩く。『羅生門』との出会い。『羅生門』から聞こえてきた早坂文雄の音楽。これが佐藤の人生を決定づけた。 その後、音楽学校の講師やバンドマンの仕事に従事して生計を立てながら、早坂の助手のような形で師から映画音楽作曲技法を学んでいく。早坂が音楽を手がける溝口健二監督作や黒澤明監督作、ほかの作品でアシスタント兼協同作業者をつとめる。佐藤は早坂の手伝いをするとともに、師から映画音楽作曲術、映画に音楽を付すにあたっての考え方、映画音楽作曲家としての姿勢、心構えなどを学んでいった。 1952(昭和27)年、早坂の推薦を受けて新理研プロダクション作品『三太と千代の山』(小田基義監督)で映画音楽デビューを飾った。同作はクレジット上では早坂との共作となっているが、実質、佐藤の単独担当作品だった。以後、師との共作も経験しながら、主に新東宝の小品で腕を磨いていく。 1953(昭和28)年、小田基義が東宝に復帰した。それにともなって東宝作品『ゴジラの逆襲』(1955)の音楽担当者に抜擢される。滝沢英輔監督作『六人の暗殺者』(1955/日活)とともに、佐藤自ら「映画音楽の入学試験だった」とふりかえる同作の音楽は高評価を獲得し、以後、映画音楽作曲家としてひとり立ちし、大手各映画会社のプログラム・ピクチャーを筆頭に大作から独立映画プロダクションの小品に至るまで、さまざまな分野の映画で健筆をふるっていく。 1955(昭和30)年、早坂文雄が急逝した。師の逝去を受けて早坂の絶筆作品となった黒澤明監督作『生きものの記録』(1955/東宝)の音楽をまとめ上げたことが契機となり、1957(昭和32)年の『蜘蛛巣城』(東宝)から黒澤明とのコンビが築かれる。1965(昭和40)年の『赤ひげ』(黒澤プロダクション、東宝)まで、佐藤は全8本の黒澤映画の音楽を担当した。この一連の仕事で佐藤の名は世界に知れわたった。 黒澤明ばかりでなく、そのほか多くの日本映画の巨匠・名匠たちからも全幅の信頼が寄せられた。幾人かの名をあげれば、岡本喜八、沢島忠、福田純、山本薩夫、田坂具隆、五社秀雄、森崎東、佐藤純彌などは常に佐藤音楽を強く欲した。代表作にあげられる作品群も実に多い。これらの監督作ばかりでなく、日本映画の名作、傑作、佳作、秀作、その少なからずの作品が佐藤音楽に彩られたものである。 佐藤の音楽は変化自在なスタイルで種々様々な映画に寄り添っていった。映画音楽で最も大切なものは音色、音のカラーだ、という信念のもと、佐藤でなければ導けないと思わせる響きとリズムで映画を躍動させた。たとえば、日活活劇映画や岡本喜八の「暗黒街」シリーズ、「独立愚連隊」シリーズ、福田純の荒唐無稽風娯楽作を彩ったビッグバンド・ジャズ調の鳴りは、佐藤音楽のアグレッシブかつ陽性の特徴を端的に伝えてくる。人間ドラマ映画、文芸映画を包み込んだリリカルな旋律、和声豊かな調べ、活劇映画でとどろく躍動的で観る者の感情を正面から刺激していくサウンド、映画の方向性にかんがみ、剛柔自在な音楽を付した時代劇映画や戦争映画などにおける音楽采配は佐藤の真骨頂だった。 映画音楽作曲の仕事はおよそ半世紀にわたった。1952年のデビューから2000年代の到来の時代までに組んできた監督は100人近くとなり、担当本数も300作を優に超える(ただし、これは佐藤公認のもの)。文字通り日本映画史を常に書き換えながら歩んできた映画音楽作曲家である。 黒澤明の遺稿を映画化した、小泉堯史監督作『雨あがる』(1999/「雨あがる」製作委員会)が遺作となった。1999(平成12)年の暮れ、『雨あがる』の封切りを待たずして、自身の叙勲を祝うパーティー会場で倒れ、不帰の客となった。(小林淳) 松井慶太(指揮) 1984年、青森県八戸市生まれ。16歳の時、ピアニストとしてポーランド国立クラクフ交響楽団と共演。2006年、韓国で行われたAsia Philharmonic Orchestraに参加し、指揮をチョン・ミョンフンに師事。2007年、東京音楽大学指揮科卒業。指揮を広上淳一、汐澤安彦、ピアノを島田玲子、宮原節子、オーボエを安原理喜、音楽理論を久田典子の各氏に師事。第15回「東京国際音楽コンクール」<指揮>入賞、奨励賞受賞。 ハンガリーのブダペストにて、Duna Symphony Orchesterを、チェコのプラハにて、プラハ交響楽団室内オーケストラを指揮し好評を博す。国内では東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、仙台フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、山形交響楽団、九州交響楽団、京都市交響楽団、セントラル愛知交響楽団等を指揮。2008年~2014年には、NHK交響楽団定期演奏会(シャルル・デュトワ指揮:ストラヴィンスキー「エディプス王」、ヤナーチェク「グラゴル・ミサ曲」、ブリテン「戦争レクイエム」、マーラー「一千人の交響曲」、ファビオ・ルイージ指揮:オルフ「カトゥーリ・カルミナ」「カルミナ・ブラーナ」等、東京混声合唱団)の合唱指揮者として公演を成功に導いた。2011年4月、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンスに就任。同楽団とは「水のいのち」fontec/EFCD-4178、「クリスマス合唱名曲集」Octavia Records/OVCL00478をリリースしている。 オーケストラ・トリプティーク 2012年、旧奏楽堂にて日本の弦楽オーケストラ曲を集めて第1回コンサートを開催して評価を受ける。第2回、第3回演奏会は、朝日新聞文化財団の助成を受け浜離宮朝日ホー ル(朝日新聞社内)で開催し、いずれもCD化され新聞、音楽誌他で好評を得た。2014年は伊福部昭百年紀の公式オーケストラとして、NHKや新聞の取材 も受け、3回の公演を成功に導く。2015年は、生誕90年の作曲家特集として、芥川也寸志と渡辺宙明の個展を開催して好評を得る。フルオーケストラ、弦楽オーケストラ、アンサンブル、小編成まで様々な形態で日本の作曲家の音楽をアーカイヴすべく活動している。リリースされたCDはタワー・レコード やamazonのチャートで1位も記録している。 トリプティーク(三連画)とは、前衛、近現代音楽、映像音楽という三本の柱を持ち活動する意思の表明でもある。 常任指揮者は水戸博之。これまでに齊藤一郎、松井慶太、髙橋奨、藤岡幸夫、渡辺宙明、渡辺俊幸、山崎滋、西田幸士郎らの指揮者と共演を重ねている。http://3s-ca.jimdo.com/
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信時潔-都市放送開始
¥140
【1曲のみのデータ販売です】 演奏 : リベラ・ウィンド・シンフォニー 指揮 : 福田滋 「都市放送開始」 信時潔
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早坂文雄-映画「海軍爆撃隊」より (1940)
¥240
【1曲のみのデータ販売です】 演奏 : リベラ・ウィンド・シンフォニー 指揮 : 福田滋 映画音楽「海軍爆撃隊」より【編曲初演】*/早坂文雄/平原伸也
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信時潔-全國放送開始
¥140
【1曲のみのデータ販売です】 演奏 : リベラ・ウィンド・シンフォニー 指揮 : 福田滋 信時潔-全國放送開始
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【セール】「芥川也寸志 幻のバレエ音楽/湖底の夢・炎も星も」【3SCD-0022】
¥2,140
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芥川也寸志 幻のバレエ音楽/湖底の夢・炎も星も スリーシェルズは、2015年7月12日に芥川也寸志作曲による幻のバレエ音楽をCDとして発売する。舞踊家の山田奈々子氏によって保管されていた初演当時のテープから発掘しての世界初CD化となる。戦後日本のバレエ音楽史を知る上で貴重なCDとなることだろう。 スリーシェルズは、2015年7月12日に芥川也寸志作曲による幻のバレエ音楽をCDとして発売する。舞踊家の山田奈々子氏によって保管されていた初演当時のテープから発掘しての世界初CD化となる。戦後日本のバレエ音楽史を知る上で貴重なCDとなることだろう。 収録曲目 芥川也寸志 作曲 1-2.バレエ・ファンタジー「湖底の夢」二幕四場 約40分 芥川也寸志指揮、ABC交響楽団 1956年12月12日 産経ホール 芥川也寸志 作曲 富井照三 作 演出・振付 高田せい子、山田五郎 2-3.バレエ「炎も星も(Flame...star)」約34分 上田仁指揮、東京交響楽団 1953年11月4日 日比谷公会堂 演出・振付 高田せい子、山田五郎 プロデューサーノート 西耕一 戦後の日本クラシック界を盛り立て、映画、バレエ、演劇と様々に音楽を提供した作曲家 芥川也寸志(1925-1989)。そのバレエ音楽としては、「蜘蛛の糸」「月」などが比較的録音も手に入れやすく知られている。しかし、初期のバレエ作品は録音も映像も殆ど記録がない。楽譜さえも見つからない作品もあり、それが今回CD化された2作である。たとえば「湖底の夢」を指揮された指揮者の福田一雄氏は、手書きの総譜で振って上演後は返却したと話している。御遺族や日本近代音楽館、関係団体、そして高田・山田バレエ団を受け継ぐ山田奈々子氏によっても同団委嘱初演のバレエ楽譜も現在は所在不明であることが確認されている。つまり、この音源だけが芥川の初期バレエ音楽の当時の姿を聴きとる唯一の資料なのである。 なお、今回の発見された「湖底の夢」の録音テープは2種類の音源が存在した。福田一雄指揮の1962年版と1956年版の作曲者指揮の版、そして「炎も星も」は初演のものであった。真っ白なカビに覆われたオープンテープのカビを丁寧に拭き取って再生した。時を越えて初演当時を想像させてくれるリアルな音は忘れられない。経年劣化によるノイズや音飛び(一部激しいものもあり)があるもののどこかで世に出さねば、歴史から消えてしまうことさえ考えられた。普通ならば、諦めるレベルの音質かもしれないが、この世に残る唯一の音源であることを尊重して、芥川也寸志の生誕90年にCD化することをお許し頂きたい。今回お世話になったすべての皆様にこの場を借りて御礼を申し上げます。
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送料無料【3SCD-0027】【セール】「伊福部昭の団体歌」
¥1,987
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「伊福部昭の団体歌」根岸一郎、河内春香 作曲:伊福部昭 曲目解説:河内春香 序文:小林淳、根岸一郎 デザイン:山口翔悟 企画プロデュース:西耕一(スリーシェルズ) 2016年3月23日豊洲シビックホールにて収録 録音・マスタリング:小嶋雅夫 使用ピアノ:Fazioli F278 ピアノ調律:越智晃 演奏:根岸一郎、河内春香 収録曲 [地方公共団体] 1.北海道讃歌 詞:森みつ 2.帯広市市歌 詞:外山雅一 3.音更町町歌 詞:三村洋 4.池田町町歌 詞:清原千晴 [小学校] 5.札幌市立琴似小学校校歌 詞:山下秀之助 6.釧路市立美原小学校校歌 詞:更科源蔵 7.釧路市立湖畔小学校校歌(湖畔國民学校校歌)詞:風巻景次郎 8.鵡川小学校校歌 詞:更科源蔵 9.福島市立平野小学校校歌 詞:清水延晴 10.韮崎市立韮崎北西小学校校歌 詞:小池藤五郎 11.世田谷区立玉堤小学校校歌 詞:阿部ナヲ(原作)/長田美雄(補作) [中学校] 12.名寄市立名寄東中学校校歌 詞:入江好之 13.札幌市立向陵中学校校歌 詞:飯田広太郎 14.那智勝浦町立宇久井中学校校歌 詞:瀧川貞蔵 [高等学校] 15.北海道阿寒高等学校校歌 詞:柏倉俊三 16.札幌創成高等学校校歌 詞:清水武 17.北海道新得高等学校校歌 詞:阿部戸一 [大学] 18.名寄女子短期大学校歌 詞:小池栄寿 [会社] 19.大洋紡績株式会社社歌 詞:佐藤勇介 [組合] 20.全開発の歌 詞:沢谷純一 根岸一郎「伊福部昭の団体歌について」 純音楽、効用音楽の別なく、怒濤の如く畳み掛けるオスティナートは言わずもがな、シンプルで骨太なメロディの魅惑も伊福部音楽の醍醐味であろう。また一般に、誰もが口遊めるよう限定された音域で努めて平易に作曲される団体歌は、科された制約の為にむしろ、その作曲家の旋律作法のセンスを端的に明かすものだ。故に、このジャンルにおいても伊福部の生み出すメロディの存在感は絶大である。全ての虚飾を削ぎ落として屹立する巨巌のような潔さ、孤高の美…なんと力強い「歌」! 「名寄女子短期大学校歌」の崇高なまでの清麗な祈り、堅固な構築性が際立つ「阿寒高等学校校歌」、「琴似小学校校歌」に溢れる純真無垢な童心、不撓不屈の前進性が強烈な「全開発の歌」…枚挙に遑が無いが、伊福部が故郷・北海道に捧げた「歌」の数々は厳寒に耐える朔北のリリシズムを漲らせ皆、素晴らしい。就中、大雪山の偉容の如き極大のスケールで郷土愛を謳いあげた「北海道讃歌」は白眉である。 北海道を離れると伊福部の筆致も、土地柄に即した変化を見せる。福島の「平野小学校校歌」は一幅の山水画の如き長閑な風情を湛え、尾山台の伊福部邸に程近い「玉堤小学校校歌」に多摩川沿いの朝の清々しい情景が浮かぶ…そして、那智勝浦の「宇久井中学校校歌」には一点の曇りもない南国の空と輝く海が拡がる。 各地の風土と、その地に生きる人々を謳った団体歌は、作曲家として常に民族性を重んじた伊福部に相応しいジャンルといえよう。郷土愛や団結心といった共通するテーマを根底に孕む詩に、揺るぎない作家精神を持って伊福部が挑んだ楽曲を一堂に集めることは、これらの作品を言わばひとつの連作歌曲集として見つめ直すことでもある。 正に団体歌はファンを魅了して止まない所謂「伊福部節」の宝庫であり、伊福部の書いた最も優れた旋律のいくつかがここにある。大管絃楽の巨匠・伊福部が、希代のメロディメーカーでもあったことを証すこの作品群をまとめるにあたり、特定の団体のために書かれた「歌」ではあれど、これらの素晴らしい作品が我々伊福部ファンの愛唱歌となることを深く祈願したい。嘗て旧制高等学校の寮歌や大学の校歌が国民的愛唱歌となった時代を踏まえれば強ち無謀な夢でもあるまい。 CDの聴きどころ ・伊福部昭が、北海道の大地や自然の美しさを想い、綴った魂の祈りがメロディーとなり、歌となっている。 ・ピアノは、現代最高のピアノのひとつと形容され、ショパンコンクールやチャイコフスキーコンクールでも使用されているファツィオリ社のFazioli F278を使用。 ・調律は「100万人に一人の耳を持つ天才」と形容される天才調律師 越智晃。 ・楽器だけでなく、ホールや録音機材などにもこだわり、オーディオ的にも高音質のハイレゾ収録。 ・歌の根岸一郎は、日本とフランスで研鑽をつみ、古楽から現代曲まで評価が高く、特に伊福部昭の楽曲への一方ならぬ研究と演奏経験から今回の録音へアプローチした。 ・ピアノの河内春香は、伊福部研究者としても活躍しており、演奏と研究の両面から伊福部音楽へ取り組んだ。 ・校歌や社歌などを機会音楽としてとらえずに、純粋な歌曲として、楽譜から得られる情報を入念に読み取り演奏録音。 ・「全開発の歌」では、なんとピアノがクラスターで伴奏する部分がある。団体歌でクラスターを使ったのは伊福部だけでなかろうか。 伊福部昭 1914年5月31日-2006年2月8日(享年91) 北海道釧路町幣舞生まれ。幼少時は音更村で過ごす。アイヌの伝統芸能に親しみ、東北地方出身の開拓民の民謡にも馴染む。1932年、北海道帝国大学農学部林学実科に入学し、1933年にギター独奏曲『JIN』、『ノクチュルヌ』を作曲。早坂文雄、三浦淳史、次兄・伊福部勲らと「新音楽連盟」を結成し、札幌で音楽活動を行う。厚岸町森林事務所在籍中の1935年、『日本狂詩曲』がチェレプニン賞第1席に輝く。ピアノ曲『日本組曲』(1933年作曲)が1938年、ヴェネチア国際現代音楽祭に入選する。1943年、『交響譚詩』が日本音響株式会社第2回管弦楽曲懸賞1等、文部大臣賞を受賞。1946年に上京し、東京音楽学校作曲科講師に就任。純音楽、音楽の創作に従事し、映画音楽も多数手がける。1980年、紫綬褒章受章。1987年、勲三等瑞宝章受章。1996年、日本文化デザイン賞・大賞受賞。2003年、文化功労者顕彰。2006年第48回日本レコード大賞特別功労賞、叙従四位、授銀杯一組、2007年第30回日本アカデミー賞会長特別賞受賞。(文・小林淳) 根岸一郎(バリトン・マルタン) 武蔵野音楽大学声楽科、早稲田大学文学部フランス文学専修卒業。パリ第IV大学修士(比較文学)修了。 第29回フランス音楽コンクール(大阪)第2位入賞および日仏音楽協会=関西賞、フランス総領事賞他受賞。 第11回日仏声楽コンクール(東京)第3位入賞。アンリ・ソーゲ国際コンクール2000"L'art du Chant"(マルティグ)「フランス歌曲賞」受賞。カミーユ・モラーヌ、中村浩子、川村英司、村田健司の各氏に師事。 演奏活動は幅広く、特に精緻なディクションによってフランス近代歌曲での評価が高く第17回以来日仏声楽コンクール審査員を務める。ヴォーカル・アンサンブル・カペラ、ムジカ・センペンティスなど古楽アンサンブルメンバーとして中世・ルネサンス音楽の分野で多くの演奏、録音に参加。 オペラへの出演も、グルック「思いがけない巡り会い」、トマ「ミニヨン」、マスネ「マノンの肖像」、ドビュッシー「アッシャー家の崩壊」、セヴラック「風車の心」、石桁眞礼生「河童譚」、三木稔「うたよみざる」、青島広志「火の鳥(ヤマト編)」など、日本初演作を含んで多彩である。伊福部昭氏の作品には深く傾倒し、意欲的に演奏を重ねている。日本フォーレ協会、コンセール・C、東京室内歌劇場会員、トロッタの会同人。伊福部昭百年紀合唱団に参加。日本合唱協会監事。2016年、日唱「伊福部昭個展」の企画運営に携わる。 河内春香(ピアノ) 岡山県出身。東京音楽大学器楽科(ピアノ専攻)卒業、同大学大学院修士課程を経て博士後期課程(音楽学)在学中。これまでにピアノを山本百合子、野上登志子、水本雄三、草川宣雄の各氏に師事。 現在、伊福部昭を中心とした日本人作曲家の作品を中心とした演奏および研究活動をおこなっている。中でもモダンダンスのために作曲された音楽に関する研究に力を入れており、伊福部の舞踊音楽に関する論文の執筆、学会発表などを行う。 2014年、第3回伊福部昭音楽祭記念吹奏楽団にピアニストとして出演。また、ダンス・アーカイヴ in Japan 2015および江口・宮アーカイヴ「プロメテの火」ではソロ、デュエット作品のピアノ伴奏をつとめた。 西耕一(企画プロデュース) 日本の現代音楽評論と企画を専門とする。2004年より、日本作曲家専門レーベル・スリーシェルズにて、伊福部昭や3人の会(黛敏郎、團伊玖磨、芥川也寸志)を中心に演奏・CD化を行う。 これまでにNHK 、東京藝術大学、日本作曲家協議会、日本現代音楽協会等、放送局や研究機関の依頼による企画協力や、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京バレエ団、新国立劇場等のプログラム冊子執筆で評価される。 執筆雑誌は『音楽現代』、『音楽の友』、『邦楽ジャーナル』、『バンドジャーナル』、『New Composer』等。 近年の主な仕事として、セントラル愛知交響楽団による日本の管弦楽曲100周年企画選曲や東京フィルハーモニー交響楽団黛敏郎個展における論文のほか、『松村禎三 作曲家の言葉』(春秋社)や『黛敏郎の世界』(ヤマト文庫)の企画・編集、CD『松村禎三作品集』(Naxos Japan)解説などがある。 2014年伊福部昭の生誕100年を祝う「伊福部昭百年紀」シリーズをプロデュース、第3回、第4回「伊福部昭音楽祭」に関わる。2015年、「芥川也寸志生誕90年」「渡辺宙明卒寿記念」コンサートを行う。2016年には、「伊福部昭百年紀4」「黛敏郎個展」や日本合唱協会による「伊福部昭個展」(和田薫指揮)をプロデュース。
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「伊福部昭百年紀Vol.2」 爆音オーケストラによる音の洪水を聴け! ノコギリ、2台ピアノ、エレクトーンが鳴り渡る宇宙大戦争、佐久間ダム、ドゴラ、ラドンほか収録 NHKのニュースで特集され、東京新聞のトップ記事などで話題沸騰のコンサートがCD化! 11月24日にはすみだトリフォニーホールで、第3回「伊福部昭百年紀」が行われるが、来年1月にはその第2回コンサートのライヴCDが発売される。今回は録音・編集にオクタヴィア・レコードの江崎友淑を迎え、伊福部の爆音ダイナミズムだけでなく、多彩なサウンドの細部までをとらえた臨場感ある名録音で聴ける。 「宇宙大戦争」は、血沸き肉踊るマーチが連続、「ラドン」は圧倒的ブラスの極彩色、「ドゴラ」のノコギリ音とエレクトーン、「佐久間ダム」の雄大さ、「ジャコ萬と鉄」のハードロックサウンドと聴きどころ満載。 齊藤一郎指揮、佐藤久成コンサートマスターによるオーケストラ・トリプティークの伝説の名演を繰り返し聴くことのできる音盤としてお届けする。 ■CDタイトル 「伊福部昭百年紀Vol.2」 作曲:伊福部昭 作曲、構成・復元:鹿野草平 指揮:齊藤一郎、コンサートマスター:佐藤久成 演奏:オーケストラ・トリプティーク ミュージカル・ソウ(音楽ノコギリ):おぎ原まこと エレクトーン:菊地夕夏 ピアノ:大須賀かおり、飯野明日香、池田慈 2014年7月21日(中野ゼロホールにてライヴ録音) 録音&MIX:江崎友淑、編集:江崎友淑、皆川誠志 ■2015年1月1日発売 3SCD-0018 2778円(税抜) バーコード 4560224350184 CDデザイン 山口翔悟 CD発売元 スリーシェルズ 協力 伊福部家 ■収録曲 1-5『ジャコ萬と鉄』組曲 6-17『佐久間ダム』組曲 18-27『ドゴラ』組曲 28-37『ラドン』組曲 38-49『宇宙大戦争』組曲 ■収録曲詳細 1-5『ジャコ萬と鉄』組曲 No.1 No.3 No.7 No.16 No.18 6-17『佐久間ダム』組曲 II - No.1 「メインタイトル」 II - No.3「コンクリート打ち込み」 III - No.6 II 「湖底に沈む村」 II - No.9「鉄柱の森」 II - No.15「ジャンボー出動」 II 「緑の誘水」 III - No.7「冷凍プラント建設」 III - No.8「バッチャプラント建設」 III - No.37 III - No.36「発電所完成」 III - No.39「エンディング」 ※No.がない曲は、楽譜が散逸し、No.が不明なもの 曲名がないものは、サウンドトラック未収録につき曲名が付与されていないもの 18-27『ドゴラ』組曲 No.1「人口衛星」 No.2「メインタイトル」 No.11「岩石の雨」 No.14「ドゴラの天敵」 No.16-A「航空隊攻撃開始」 No.14「ドゴラの天敵」 No.16-A「航空隊攻撃開始」 「ドゴラのテーマ(ミュージカル・ソウ ソロ)」 No.17「勝利の爆音」 No.18「エンディング」 28-37『ラドン』組曲 No.1「メインタイトル」 No.20「自衛隊阿蘇へ」 No.10「超音速の追跡」 No.16「ラドン佐世保に飛来」 No.18-A「ラドン福岡襲撃 I」 No.21「大阿蘇の自然」 No.18-B「襲撃波の猛威」 No.18-A「ラドン福岡襲撃 II」 No.15「ラドン追撃せよ」 No.22「エンディング」 38-49『宇宙大戦争』組曲 No.1「オープニング」 No.2「メインタイトル」 No.3「東海道線の異変」 No.8「星空」 No.11「基地の偉容」 No.12「スピップ号発進」 No.19「エアークッション」 No.26「月世界の攻防 1 」 No.28「スピップ号還る」 No.2「メインタイトル」 No.34「宇宙大戦争 」 No.35「エンディング」
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宝田明の指揮による「ゴジラのテーマ」を収録!伊福部昭百年紀Vol.6の伝説のライブがCD化! 伊福部昭の名作映画音楽を現代に甦らせるコンサートとして2014年から続くシリーズのVol.6。 これまでに多くのゲストをむかえて、様々な側面から伊福部サウンドにスポットを当ててきました。 今回のゲストは、1954年に『ゴジラ』で主演デビューとなった俳優の宝田明。 「ゴジラは同級生」と語る宝田明が、オーケストラを指揮してあの「ゴジラのテーマ」を演奏しました。 宝田明は、東宝の俳優養成所時代に、伊福部昭から音楽について指導を受けていて、今回の演奏は、伊福部先生への恩返しであった、とも語っています。 ミュージカルでも活躍する音楽的才能に溢れた宝田明指揮による「ゴジラのテーマ」はダイナミックでゴージャス。記念碑的な録音となりました。 また、宝田明出演、伊福部昭音楽による「緯度ゼロ大作戦」「コタンの口笛」「忠臣蔵」などをメドレーにした組曲も演奏、収録されています。 樋口真嗣監督のリクエストによる映画版「わんぱく王子の大蛇退治」組曲! 2003年に交響組曲として再編された映画音楽「わんぱく王子の大蛇退治」。 しかし、再編した折には、電気楽器をカットして通常の演奏会で取り上げやすく再編されていました。 このバージョンも素晴らしい仕事ですが、映画の原典版をと望む声も多かったのです。 そのようなファンと同じ気持ちを持っていたのが伊福部昭百年紀の副委員長をつとめる樋口真嗣監督。 樋口真嗣監督に「百年紀へリクエストするならば?」と質問したところ。その返答が「わんぱく王子の大蛇退治」の映画版を聴きたい!でした。 カットされた楽器を復活させて、交響組曲に使われなかった楽曲も含む25分近い大作として映画版の「わんぱく王子の大蛇退治」組曲を復元! エレクトーンを含むハイブリッド編成であるオーケストラ・トリプティークの底力を味わえるクオリティーの高い演奏となりました。 「怪獣大戦争」「ゴジラVSモスラ」など、人気作品の組曲も収録! 伊福部マーチ愛好者には絶対にはずせない「怪獣大戦争マーチ」はもちろん。 映画の録音では、黒柳徹子の父・黒柳守綱が演奏したと言われるラモーの楽曲も加えた「怪獣大戦争」組曲。 これまででも最高レベルのメーサーマーチ!と絶賛された演奏を含む「ゴジラVSモスラ」組曲も聴きどころです。 オーケストラ・トリプティークの常任指揮者水戸博之(北海道出身)による初のフルオーケストラ編成の百年紀となりました。 ■品名:CD「伊福部昭百年紀Vol.6」 宝田明指揮、水戸博之指揮、オーケストラ・トリプティーク ■帯:伊福部マーチ愛好者に捧ぐ!爆音ダイナミズムと繊細なる音色の融合を聴け! 宝田明指揮のゴジラのテーマ収録! ■CD番号 3SCD 0049 バーコード 4560224350498 ■定価 3056円(税込) ■発売:2019/07/25 ■企画:スリーシェルズ ■解説:小林淳 ■協力:伊福部家、宝田明 伊福部百年紀 Vol.6 CD収録内容 01.「ゴジラのテーマ」宝田明指揮 02.ラモー タンブラン 三宅政弘、藤井麻理 03.「怪獣大戦争」組曲 No.1 メインタイトル No.4 P1号と木星 No.10 鷲ヶ沢と明神湖 No.16 X星の三大怪獣 地球大混乱(復元のため楽譜No.不明) (No.1)怪獣大戦争マーチ No.25 エンディング 04.「ゴジラ対モスラ」組曲 No.2 メインタイトル No.11 不思議な洞窟 No.14 Mバトラ Slow No.16-B メーサーマーチ No.18 Mモスラ Fast No.37 ローリングタイトル~エンディング 05.オマージュ宝田明 緯度ゼロ大作戦 暗黒街の顔役 二人の息子 コタンの口笛 忠臣蔵より”討ち入り” ゴジラよりメインタイトル 06.「わんぱく王子の大蛇退治」組曲 No.1 プロローグ~メインタイトル No.6 スモウ~イザナミの昇天 No.12 旅立ち~月夜の海 No.22 火の国への道 No.24 火の神 No.27 氷の玉の威力(抜粋) No.29 アメノトリフネ~タカマガハラ アメノウズメの踊り I No.45 クシナダヒメ No,49 戦いの準備 No.51 ヤマタノオロチ出現 (No.1)わんぱく王子の大蛇退治 No.56 KAMA 1対スサノオ No.59 KAMA 2 追撃す No.61 最終戦~闘いの後 No.63 エンディング ------アンコール----- 07.アメノウズメの踊り 08.メーザーマーチ 09.怪獣大戦争マーチ 水戸博之指揮 オーケストラ・トリプティーク コンサートマスター:三宅政弘 録音データ 2018年4月28日北とぴあ さくらホール(録音・編集:上埜嘉雄) 伊福部昭百年紀実行委員会 実行委員長:中野昭慶 副委員長:樋口真嗣 永久実行委員:今井重幸、真鍋理一郎、永冨正之 選曲構成協力:井上誠、小林淳 企画・楽譜作成:スリーシェルズ 協力:伊福部家 主催:伊福部昭百年紀実行委員会 井上誠、小林淳、西川伸司、鈴木正幸、須賀正樹、内原康雄、山口翔悟、鹿野草平、吉原一憲、矢内露紀、櫻内功幹、大橋鉄雄 プロフィール オーケストラ・トリプティーク 2012年、旧奏楽堂にて日本の弦楽オーケストラ曲を集めて第1回コンサートを開催して評価を受ける。第2回、第3回演奏会は、朝日新聞文化財団の助成を受け浜離宮朝日ホー ル(朝日新聞社内)で開催し、いずれもCD化され新聞、音楽誌他で好評を得た。2014年は伊福部昭百年紀の公式オーケストラとして、NHKや新聞の取材 も受け、3回の公演を成功に導く。2015年は、生誕90年の作曲家特集として、芥川也寸志と渡辺宙明の個展を開催して好評を得る。フルオーケストラ、弦楽オーケストラ、アンサンブル、小編成まで様々な形態で日本の作曲家の音楽をアーカイヴすべく活動している。リリースされたCDはタワー・レコード やamazonのチャートで1位も記録している。 トリプティーク(三連画)とは、前衛、近現代音楽、映像音楽という三本の柱を持ち活動する意思の表明でもある。 常任指揮者は水戸博之。これまでに齊藤一郎、松井慶太、髙橋奨、藤岡幸夫、渡辺宙明、渡辺俊幸、山崎滋、西田幸士郎らの指揮者と共演を重ねている。 http://3s-ca.jimdo.com/ 指揮 水戸博之 1988年北海道出身。東京音楽大学、及び同大学大学院作曲指揮科(指揮)を卒業。これまでに指揮を広上淳一、汐澤安彦、田代俊文、加納明洋、三河正典各氏に、ピアノを奥山優香、北島公彦、米田栄子、野田清隆各氏に、音楽理論を伊左治直氏に師事。 在学中、サントリーホール主催レインボウデビューコンサート21に出演。千葉県東総文化会館「東総の第九」にて東京音楽大学シンフォニーオーケストラを指揮。また、井上道義指揮者講習会にて優秀者に選抜され、入賞者によるリレーコンサートにてオーケストラアンサンブル金沢、金沢大学管弦楽団を指揮。 これまでに京都市交響楽団、名古屋フィルハーモニ交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、サンアゼリアフィルハーモニカに客演。副指揮として日生劇場、藤原歌劇団のオペラ公演に参加。 また、東京混声合唱団とも共演を重ねており、これまでにNHK交響楽団、東京都交響楽団、東京フィルハーモニ交響楽団の定期演奏会に同合唱団の合唱指揮者として出演する他、文化庁主催の巡回公演を指揮する。 現在、オーケストラトリプティーク常任指揮者、東京混声合唱団コンダクター・イン・レジデンス、八王子ユース弦楽アンサンブル副指揮者。 2016年よりNHK交響楽団よりパーヴォ・ヤルヴィ氏のアシスタントに任命され、ヤルヴィ氏が指揮する同団の公演に携わる。
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CD「室内合唱団 日唱による伊福部昭個展」愛弟子・和田薫の指揮による伊福部合唱個展が7月22日発売! 北海道讃歌、全開発の歌、シレトコ半島漁夫の歌、オホーツクの海、そして映画音楽の豊穣なる作品群が合唱と共に甦る! 伝統あるプロ合唱団「日唱」がスタートさせた日本の巨匠シリーズ第1弾「伊福部昭」。 独自なる伊福部ワールドが鳴り響いた伝説のコンサートの完全CD化! 伊福部門下の和田薫による師の十年祭へ捧ぐ無伴奏合唱曲からコンサートは幕開ける。 音を穿ち、響きを創出するピアノによる透徹した世界とエレクトーンオーケストラによる熱狂の歓喜へ至る伊福部合唱個展! 2時間半に及ぶ重量級コンサートを2枚組CDとして完全収録 DISC1は「ピアノ:藤井麻理」によって研ぎ澄まされた響きと炸裂するピアニズムによる、DISC2は「エレクトーン・編曲:竹蓋彩花」によって伊福部映画音楽をアレンジして極彩色のダイナミズムとともに鳴り響くエレクトーンによる。いずれも指揮:和田薫、合唱:日唱による確かな譜読みと伊福部への深い理解が隅々まで伝わった演奏となっている。 ■品名:CD「室内合唱団 日唱による伊福部昭個展」 和田薫指揮、室内合唱団 日唱、藤井麻理ピアノ、竹蓋彩花エレクトーン ■帯:北海道讃歌、全開発の歌、シレトコ半島漁夫の歌、オホーツクの海、そして映画音楽の豊穣なる作品群が合唱と共に甦る! ■CD番号 3SCD 0034 バーコード 4560224350344 ■定価 4400円(税込) ■発売:2019/07/22 ■企画:スリーシェルズ ■解説:小林淳 ■協力:伊福部家、和田薫、日本合唱協会 【収録曲目】 室内合唱団 日唱による伊福部昭個展 DISC1 合唱とピアノによる伊福部昭個展 01.和田薫 谷神不死-無伴奏混声四部合唱のための̶-伊福部昭十年祭へ寄せる(委嘱初演) 02.『北海道讃歌』(1961) 作詞:森みつ 03.全開発の歌(全北海道開発局労働組合の歌)作詞:沢谷純一 04.『シレトコ半島の漁夫の歌』(1966)作詞:更科源蔵 ピアノリダクション:堀井友徳 05.合唱頌詩『オホーツクの海』(1958)作詞:更科源蔵 ピアノリダクション:伊福部昭 DISC2 合唱とエレクトーンによる伊福部昭個展 編曲:竹蓋彩花 01.『わんぱく王子の大蛇退治』(1963)No.6 02.『わんぱく王子の大蛇退治』(1963)No.63 03.『セロ弾きのゴーシュ』(1953)No.11 04.『セロ弾きのゴーシュ』(1953)No.19 05.『イワンと子馬』(影絵劇『せむしの子馬』より 1953) 子馬の唄 06.『イワンと子馬』イワンの唄 07.『イワンと子馬』No.36 08.『イワンと子馬』No.44 09.映画『忠臣蔵 花の巻・雪の巻』(1962) 10.映画『鯨神』(1962) 11.映画『反逆児』(1965) 12.映画『ひろしま』(1953) 13.『ゴジラ』(1954)メインタイトル(エレクトーンのみ)〜『大怪獣バラン』(1958) 14.『海底軍艦』(1963)ムウの祈り 15.『モスラ対ゴジラ』(1964)メインタイトル(エレクトーンのみ)〜マハラ・モスラ 16.聖なる泉〜『キングコング対ゴジラ』(1962)メインタイトル~眠れる魔神~メインタイトル 17.『ゴジラ』エンディング 和田薫 指揮 藤井麻理 ピアノ 竹蓋彩花 エレクトーン 西耕一 企画・構成プロデュース 室内合唱団 日唱 【Sop.】片山沙緒里、鏑木綾、上出朝子、高麗文江、品川 更紗 【Alt.】佐藤智子、宍倉淑子、菅沼安佐代、柳田文子、湯田佳寿美 【Ten.】荻島寛樹、草原哲広、坂口寿一、坂口義行、根岸一郎 【Bas.】阿部大輔、石井義典、植田真史、白井智朗、富塚研二 録音・編集:磯部英彬 収録:2016年9月2日渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール 【プロフィール】 和田薫(作曲・編曲・指揮・プロデュース) 映画・TV・舞台等の音楽から現代音楽まで、幅広いフィールドで活躍。東京音楽大学で作曲を伊福部昭に師事。日本交響楽振興財団作曲賞やニューヨーク国際現代音楽作曲家コンクール等に入選。オーケストラを中心とした作品を日本・欧米で発表するとともに、アニメ「金田一少年の事件簿」、「犬夜叉」などアニメの音楽も多数担当。1995年には松竹映画「忠臣蔵外伝四谷怪談」で、日本アカデミー賞音楽賞を受賞。NHK「名曲アルバム」、「題名のない音楽会」、「KINGDOM HEARTS」、「モンスター・ハンター4」等のオーケストラ編曲も数多く手掛け、国内外の演奏活動は熱烈な支持を集めている。伊福部作品の校訂、編曲、指揮等、伊福部音楽の普及と継承に努めている。 藤井麻理(ピアノ) 神奈川県鎌倉市生まれ。東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業。同大学大学院修士課程修了。奨学金を得て、ザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院サマーアカデミー修了。ウィーンフィルハーモニー管弦楽団と室内楽を共演するなど、共演者としても活躍中。第46回 鎌倉市小・中・高学生音楽コンクール 総合第1位、鎌倉市長賞、野村光一賞受賞。第17回 かながわ音楽コンクール 神奈川県教育委員会教育長賞受賞。第27回 ピティナピアノコンペティション コンチェルト部門 全国決勝大会 奨励賞受賞。第1回 Miyoshi Netピアノコンクール 第1位、カワイ賞受賞。他、受賞歴多数。現在、東京音楽大学、昭和音楽大学非常勤講師。オーケストラ・トリプティーク団員。 竹蓋彩花(エレクトーン・編曲) 千葉県船橋市出身。国立音楽大学演奏学科(電子オルガン専攻)を首席で卒業。同時に作曲コース、作曲応用コース修了。卒業時に武岡賞受賞。2009年ジュニアエレクトーンフェスティバル全日本大会 高校生部門において金賞受賞。同年、ヤマハエレクトーンコンクール第5位。2015年にエレクトーン演奏グレード2級を取得。これまでにエレクトーンを平部やよい、岩崎孝昭、足立淳の各氏に、作曲を北爪道夫、斉木由美の各氏に師事。アコースティック楽器との共演、またオーケストラの一員として数多くの本番に出演し、クラシックを得意としながらもさまざまなジャンルに対応できる演奏家として活動。アレンジや作曲でも楽曲提供を積極的に行う。ヤマハ音楽院エレクトーン競演特別コース1期生。オーケストラ・トリプティーク団員。 室内合唱団 日唱(一般社団法人 日本合唱協会) 1963年に設立され1966年から25年 間山田一雄のもとで音楽的基盤を作り上げ た日本合唱協会の意思を継承し、その演奏は透明なハーモニー、 緻密なアンサンブル、美しい音色、豊かな音楽性を有し、他の追随 を許さない評価を得ている。 年間5回の定期演奏会、日唱コーラスサロン、特別演奏会、地方公 演の他TVラジオ出演、CM、CD録音、また全国の小中高校および 施設での音楽鑑賞教室への出演等、音楽普及に努めている。 室内合唱団 日唱 http://www.nissho-chorus.com/
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【セール】「伊福部昭 生誕九十九年 白寿コンサート」【3SCD-0014】
¥1,908
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伊福部昭 生誕九十九年 白寿コンサート 【演奏】 會田 瑞樹(打楽器)Mizuki Aita 池田慈(ピアノ)Megumi Ikeda 冨岡春絵(打楽器) 特別ゲスト:ともだしんご(発明家・ハイリーズドラマー・作曲家・楽器製造販売者) 【収録】 1~2 2013年4月4日「池田慈ピアノ・リサイタル」松尾ホールにてlive収録 3~14 2013年5月2日「伊福部昭生誕九十九年 白寿コンサート」杉並公会堂でLive収録 【曲目】 1 マルシュ・トゥリヨンファル(今井聰 編曲)5分07秒 2 SF交響ファンタジー第1番 (石丸基司 編曲)16分06秒 3 ラウダ・コンチェルタータ(永瀬博彦 編曲)28分01秒 4 女中ッ子 0分14秒 5 その壁を砕け 2分32秒 6 源氏物語 0分58秒 7 聖なる泉 1分53秒 8 ドラット/ゴジラVSキングギドラより 0分59秒 三人の門弟による讃 9 追憶 (眞鍋理一郎 作曲) 3分04秒 10 ピアノのための三つのエスキス (永富正之 作曲) 1.風 2分07秒 2.火 2分45秒 3.水、地 2分35秒 13 伊福部昭讃・狂想的変容第2番 (今井重幸 作曲)6分31秒 14 リトミカ・オスティナータによる〈讃〉 (吉原一憲 編)6分13秒 大反響を呼んだ伊福部昭生誕99年コンサートのCD化。 ゴジラや特撮映画音楽を再構成したSF交響ファンタジー第1番のピアノソロ版(初録音)やマリンバ協奏曲ラウダ・コンチェルタータの舞台初演、元ヒカシューの井上誠の監修による映画音楽セレクション、ゴジラ対ヘドラの眞鍋理一郎や今井重幸ら門弟によるオマージュなど収録。 演奏は、日本現代音楽協会による演奏コンクール「競楽」で評価された打楽器の會田瑞樹と、ロシアやイタリアの国際コンクールで評価された池田慈を中心にゴジラ伝説で知られる「伝説のドラマー・ともだしんご」も参加。 モスラの聖なる泉のヴィブラフォンによる演奏(冨岡春絵)も収録。
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生誕100年【現品限】眞鍋理一郎メモリアル CD+冊子(お別れ会で配布された限定CD)
¥3,000
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冊子には、眞鍋理一郎が自身の生涯を振り返ったエッセイを収録。 付属のCD「眞鍋理一郎の世界」は、作曲者所蔵のカセットテープなどよりCD化。 ■純音楽 1. 詩篇137 我らワビロンの河辺に座り(1955) 2.甘露門交響曲(1983)世界仏教音楽祭2位 3.火と雨の真言(1986)世界仏教音楽祭入選 ■映画作品 4.愛情(1956) 5.暖簾(1958) 6.妻は告白する(1961) 7-9.飼育(1961) 10.うるさい妹たち(1961) 11.あゝ馬鹿(1969)作詩:須川栄二 12.白鳥の歌なんか聞こえない(1972) 13-15.日本の稲作(1974) ■ビデオ作品 16-18.『映像による現代俳句の世界』(1990) ■テレビ作品 19-20.飢餓海峡(1978)ブリッジ、M21T2 ■CM作品 21.CM音楽女声スキャット(年代不詳) ■歌曲 22-24.三つの歌(1955)作詩・谷川俊太郎 晴れた日は/いつも誰かが/子守唄 (地球は悪いところじゃない) ※収録作は年代による。 ※作曲者所蔵のカセットテープマスターもあります。 ※劣化でノイズがあるものもございます点御了承ください。
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送料無料【3SCD-0035】伊福部昭、池野成、黛敏郎打楽器作品集
¥2,445
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「伊福部昭とその弟子たち、宿命とも形容できる音の邂逅」(小林淳) 師弟関係の契りを結んだ作曲家たちの魂の雄叫びともいえる声が耳にこだましてくる。それらの要素が演奏者各人のパッション、エネルギーをも取り込む形で爆発的なほとばしりと化して迫ってくる。伊福部の響きを根源としたスリリングかつスペクタキュラーな音の饗宴に心ゆくまで身を任せよう。 CDタイトル「伊福部昭、池野成、黛敏郎打楽器作品集」 スリーシェルズ 3SCD-0035 2778円(税抜) バーコード 4560224350351 CDデザイン 田代亜弓 CD発売元 スリーシェルズ 録音:上埜嘉雄、編集:磯部英彬 発売日 2017年11月3日 1.池野成:ティンパナータ (1977) TIMPANATA 14分12秒 2.池野成:エヴォケイション(1974)EVOCATION 19分22秒 3.黛敏郎:シロフォンコンチェルティーノ(1965) Concertino for Xylophone and Orchestra 約12分 4.伊福部昭:ラウダ・コンチェルタータ(1979) LAUDA CONCERTATA 27分25秒 ソロティンパニ: 菅原淳 マリンバ: 岩見玲奈 ピアノ: 大嶋浩美 録音会場 伊福部、黛作品、5月16日豊洲シビックホール 池野成作品、5月29日、30日 演奏者 ティンパナータ ティンパニ:菅原淳 打楽器:大場章裕、村居勲、岩崎愛子、岩下美香、柴原誠 フルート: 向井理絵 テナートロンボーン:加藤Billy真弘、増圭介、古川諭 ホルン: 本田史由記、杉崎瞳、小口遥 チューバ: 伊関愛里 エヴォケイション マリンバ:岩見玲奈 打楽器:村居勲、岩崎愛子、岩下美香、野本洋介、大場章裕、柴原誠 テナートロンボーン:加藤Billy真弘、増圭介、古川諭、品川隆 バストロンボーン:小林千暁、小泉邦男 シロフォンコンチェルティーノ、ラウダコンチェルタータ シロフォン、マリンバ: 岩見玲奈 ピアノ: 大嶋浩美 打楽器音楽の傑作を書いた伊福部昭、池野成、黛敏郎 このCDは、日本音楽界を作曲と教育の両面で支えた作曲家の伊福部昭を中心に、その弟子である池野成と黛敏郎の作品を収録したものである。伊福部昭のマリンバ協奏曲「ラウダ・コンチェルタータ」と、黛敏郎の「シロフォンコンチェルティーノ」は、打楽器奏者ならば誰もが知る傑作である。また、池野成のマリンバ協奏曲である「エヴォケイション」、ティンパニ協奏曲である「ティンパナータ」は、膨大な数の打楽器を使うためなかなか上演機会がないが、知る人ぞ知る傑作として根強い人気を持った作品であり、今回のような形でセッション録音が発売されるのは非常に喜ばしいことである。とにかく爆音でド迫力の池野成の真価がこのCDで味わえるだろう。 現在の打楽器界で最高のメンバー! 今年で70歳(古稀)を迎えた巨匠・菅原淳によるティンパニソロでコンチェルト「ティンパナータ」(池野成作曲)。ザルツブルク国際マリンバコンクール第1位の岩見玲奈がソロを担当する「黛敏郎作曲のシロフォンコンチェルティーノ」、「池野成作曲のエヴォケイション」「伊福部昭作曲のラウダ・コンチェルタータ」。池野作品では、管打楽器アンサンブルによる池野成記念アンサンブルが演奏。管楽器はオーケストラ、スタジオなどで活躍する優秀なメンバー。打楽器は、菅原淳の教えを受けたパーカッション・ギャラリーが結集。メンバーはいずれも国内外の打楽器コンクールなどで上位入賞を果たした実力者であり、今後の音楽界を担う優秀な音楽家である。黛、伊福部作品は、国内外で活躍する気鋭のピアニスト大嶋浩美が担当した。 ■師弟関係の契りを結んだ作曲家たちの魂の雄叫び■ 小林 淳 伊福部昭、黛敏郎、池野成の業績を顧みる行為は、戦後日本楽壇の道程をふりかえることにもつながる。伊福部が主に東京音楽学校時代に育成した作曲家たち、つまりは芥川也寸志、奥村一、黛敏郎、矢代秋雄、池野成、小杉太一郎、永冨正之、三木稔、松村禎三、石井眞木等々の、伊福部を長とする“伊福部楽派”の創作活動がいかに現在に至る日本楽壇のあまたの部分を築いたのか、作曲界にどれほどのものをもたらしたのか、これらがおよそ見えてくる。ここでは伊福部、黛、池野、三者による打楽器作品に光があてられる。 黛敏郎と池野成、ふたりとも東京音楽学校(東京藝術大学音楽学部)で伊福部に師事した。伊福部の謦咳にふれ、対峙し、共感し、心酔し、ときにぶつかり、反発し、そうした日々と研鑽を積み重ねることでひとりの作曲家として上りつめた両者が遺した響き、鳴り、音楽形態それぞれに伊福部との対話の痕跡が詰まっていよう。彼らは伊福部ばかりでなく、池内友次郎にも師事し、黛は橋本國彦の門下でもあった。ゆえに伊福部の指導、教示によってすべてが形成された作曲家ではない。もちろん自己の志向もある。だから己の素養と思念に従って創作に向き合う藝術家であれば、こうした受け取り方は的確とはいえない。 ではあるが、運命的な邂逅を経ることで宿命とも形容できる師弟の間柄に成り立った彼ら三者三様の血のたぎり、脈動、息遣い、旋律と律動、音色への尽きることのない探求心がおのおのの作家性をともないながら現出してくるのもまた確固たる事実なのだ。黛、池野作品の根幹からは師・伊福部への賛歌が湧き上がってくるかのごときであり、伊福部作品からは、創作家は自己の美学、美観をどこまでも追求していかなければならない、いくべきなのだ、といった藝術家、創作家が備えるべき旗識があらためて突きつけられてくる。伊福部の《ラウダ・コンチェルタータ》、黛の《シロフォン・コンチェルティーノ》、池野の《エヴォケイション》、この三作品はいずれも委嘱作であるのに初演時に演奏が見送られた過去を持つ。黛、池野がまさにそのような伊福部の理念、思想に導かれていた証左となろう。 伊福部、黛、池野、日本の現代音楽界にその名を刻印した三人の作曲家の打楽器作品に浸る。音楽とは、作曲とは、意識の向上とは、自己表現とは──。師弟関係の契りを結んだ作曲家たちの魂の雄叫びともいえる声が耳にこだましてくる。それらの要素が演奏者各人のパッション、エネルギーをも取り込む形で爆発的なほとばしりと化して迫ってくる。伊福部の響きを根源としたスリリングかつスペクタキュラーな音の饗宴に心ゆくまで身を任せよう。
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送料無料【セール】「別宮貞雄管弦作品コレクション」【3SCD-0005】
¥2,348
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別宮貞夫 管楽作品コレクション 指揮:福田滋 リベラ・ウィンド・シンフォニー ①~⑤ シリウス木管五重奏団 ⑥~⑨ フルート:江尻和華子 ⑩ アルト・サックス:斎藤茂 ⑪~⑭ ピアノ:佐藤美佳 ⑩~⑭ 収録作品 ①行進曲「清くあれ、爽やかなれ」 ②~⑤ウィンド・バンドのための組曲「映像の記憶」 Ⅰ.マタンゴ、Ⅱ.黒い樹海、Ⅲ.遥かなる男、Ⅳ.鍵の鍵 ⑥~⑨木管五重奏のための日本組曲第1番* ⑩フルートとピアノのための「プティ・パストラル」* ⑪~⑭アルト・サクソフォンとピアノのための「街の歌」* * 世界初CD化 別宮貞雄は1922年5月生まれの85歳、現役最長老の作曲家の一人である。こどもの頃から歌うのが好きで、即興の鼻歌をよく口ずさんでいたそうで、東大で理論物理学を研究するかたわら、本来の勉学とは別に、池内友次郎について音楽理論を学んだ。1946年には毎日音楽コンクールで2位、次の年も2位、その次の年には今も盛んに演奏される歌曲集《淡彩抄》で1位をとり、本格的に作曲家として歩むことを決心。一足飛びにパリ国立音楽院へ留学してしまう(矢代秋雄、黛敏郎と同期)。フランスではダリウス・ミヨーとオリヴィエ・メシアンに師事し、自己の音楽を研鑽した。ミヨーを語るとき必ず別宮が引用するのが「音楽に古い新しいの別はない。よい音楽とわるい音楽があるだけだ。」というミヨーの言葉で、そのため別宮は手法の新旧に偏見を持つことなく、様々な音楽へ心を開いてきたと語っている。 主な作品としては、4つのオペラ《三人の女達の物語》《有馬皇子》《葵上》《井筒の女》、5つの交響曲、ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラの協奏曲、歌曲、合唱曲があげられるが、実は管楽器の作品にも傑作が埋もれている。 このCDの収録曲は別宮本来の歌心に溢れている。《清くあれ爽やかなれ》は爽快なメロディーが耳に心地よいが実は高度な作曲技術に支えられている。《映像の記憶》は映画、TV、ラジオのための100作にのぼる映像音楽から別宮自身が選んで演奏会用に仕上げたもの。別宮の上質なポピュラー性の結晶である。《木管五重奏曲》は別宮がフランス留学中にミヨーにレッスンを受けながら書いた作品。母国を思い、日本民謡を素材にしてフランスで学んだ高度な技法がふんだんに使われている。《プティ・パストラル》はカトリック信者でもある別宮の敬虔な祈りの音楽。教会旋法によるフルートの透明なサウンドが美しい。《街の歌》は本CD中の白眉と言えよう。別宮62歳の時の作品であるが、アルト・サックスとピアノの音色を最大限に引き出し、都会に生きる者の寂しさ、孤独、そして慰みを、粋に、洒脱に描いた、都会に暮らす者のオアシスのような極上の逸品。フランス仕込みの別宮ならではのお洒落な音楽である。
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送料無料【セール】「日本の絃楽オーケストラ傑作集」【3SCD-0017】
¥1,528
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日本の絃楽オーケストラ傑作集 スリーシェルズによる吹奏楽の大ヒットシリーズ「奏楽堂の響き」の弦楽版がスタートします。 第1弾CDは「日本の絃楽オーケストラ傑作集」。 山田耕筰以来、100年以上の歴史を持つ日本のオーケストラ音楽。 数ある名作から映画音楽も含めて、いま一度聴かれるべき傑作をお届けする。 指揮は、期待の若手 水戸博之。 演奏は次世代を担う演奏家によるオーケストラ・トリプティーク。 吹奏楽の大ヒットシリーズ「奏楽堂の響き」の弦楽版登場! スリーシェルズによる新シリーズ「日本の絃楽オーケストラ」がスタートします。 第1弾CDは「日本の絃楽オーケストラ傑作集」です。 山田耕筰以来、100年以上の歴史を持つ日本のオーケストラ音楽。 数ある名作から映画音楽も含めて、いま一度聴かれるべき傑作をお届けします。 今回は芥川也寸志、黛敏郎、松村禎三、水野修孝、池辺晋一郎、西村朗…。 日本の現代音楽ファンならば誰もが知る綺羅星の如き作曲家たちの名品が結集。 アジアの血潮を沸き立たせ、悠久の歴史へ思いを馳せる黛《カプリチオ》。 ヴィブラフォン、フルート、弦楽による得も言われぬ音響空間が味わえる水野《満月の夜に》。 あまりに美しく、あまりに悲しい松村音楽の逸品《明日》。 軽快なアレグロと弦楽の響きがエネルギッシュな推進力となる別宮《小交響曲》。 アナラポスやスプリングドラムの奇天烈サウンドも楽しい池辺《姑獲鳥の夏》。 アニメや吹奏楽で知られる鹿野のパーカッシヴ・ストリングス技法による《金属打楽器群と絃楽による協奏曲》 武満を思い、弦楽によるマイナス空間の美学を志向した芥川の特殊配置による《music for Strings #1》 そして、作曲者の西村朗が「曲の命が燃え立つように熱く高揚し、また深く内面に向かい、そしてみずみずしく輝いていました。」 と絶賛した演奏による《ヴィオラ協奏曲》。この曲は西村音楽でも、ある種の頂点を極めた曲と思います。 指揮は、期待の若手 水戸博之。演奏は次世代を担う演奏家によるオーケストラ・トリプティーク。 日本の現代音楽を再発見しよう! ■CDタイトル 「日本の絃楽オーケストラ傑作集/水戸博之指揮、オーケストラ・トリプティーク」 2014年10月22日発売 3SCD-0017 2778円(税抜) バーコード 4560224350177 ■収録曲 1.黛敏郎:ヴァイオリンソロと弦楽オーケストラのためのカプリチオ -江藤俊哉へ捧ぐ-(1986)9分22秒 2.水野修孝:満月の夜に -フルート、キーボード、弦楽合奏のための-(2007/2013)fl.,vib.,Strings版初演 7分24秒 3.松村禎三:映画「TOMORROW 明日」(原作:井上光晴、監督:黒木和雄)より(1988)(舞台初演)6分04秒 別宮貞雄:弦楽オーケストラのための小交響曲 -斎藤秀雄教授と桐朋学園オーケストラのために-(1959) 4.第1楽章 Allegro vivace 5分24秒 5.第2楽章 Andante 6分22秒 6.第3楽章 Allegro 4分22秒 7.西村朗:ヴィオラと弦楽のための協奏曲(2002)東京音楽大学100周年記念オーケストラ初演作品(東京音楽大学委嘱)16分59秒 8.池辺晋一郎:映画「姑獲鳥の夏」(原作:京極夏彦、監督:実相寺昭雄)より「成熟へのプロセス」(2005)4分59秒 9.鹿野草平:金属打楽器と絃楽のための協奏曲(パーカッシヴ・ストリングス技法を含む)委嘱初演 8分56秒 10.芥川也寸志:Music for Strings #1 -盟友・武満徹に捧ぐ-(1962)6分14秒 ■演奏 オーケストラ・トリプティーク 水戸博之(指揮) 小形真奈美(ヴァイオリン:1) 向井理絵(フルート:2,3) 會田瑞樹(ヴィブラフォン、打楽器:2,3,8,9) 伊藤美香(ヴィオラ:7) 冨岡春絵(アナラポス,スプリングドラム:8) 三宅政弘(コンサートマスター) 阿曽璃子 大杉那々子 加藤美菜子 迫田圭 民谷香子 内藤歌子 星野仁子 三瀬俊吾 森本由希子 高橋奨 星光 米納真妃子 竹本聖子 宮尾悠 細井唯 佐藤洋嗣 志水祐亮 録音時期:2013年9月19日 録音場所:浜離宮朝日ホール 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) 録音:シャッツグレーバー 写真撮影:渡會裕 デザイン:田代亜弓 コンサート主催:オーケストラ・トリプティーク 協力:黛家/松村家/東京コンサーツ/清道洋一 CD発売元:スリーシェルズ(企画構成/西耕一) https://youtu.be/CMyLpxy0oe0
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【3SCD-0019】送料無料【セール】「絃楽オーケストラで聴く日本の巨匠たち」伊福部昭とその門下特集
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絃楽オーケストラで聴く日本の巨匠たち 2014年は、作曲家 伊福部昭の生誕100年と映画「ゴジラ」公開60年が重なり、ハリウッド版ゴジラの公開など、日本だけでなく世界中が伊福部昭に熱狂しました。 「オーケストラ・トリプティーク」は、伊福部昭生誕100年記念として、創作と教育の両面で歴史を築いた作曲家を、その作品と弟子たちの作品と共に祝うコンサートを開催、ライヴCDとして発売致します。 ■「音で味わう日本の美」弦楽オーケストラの豊かな響きへ作曲家が託した思いとは・・・。 テレビ、新聞、雑誌。数多くの媒体で大特集されている生誕100年の作曲家 伊福部昭(いふくべ・あきら)。 映画「ゴジラ」や黒澤映画に音楽をつけた日本が世界に誇る巨匠です。 伊福部昭生誕100年記念として開催された「絃楽オーケストラで聴く日本の巨匠たち~オーケストラ・トリプティーク第3回演奏会」のライヴが2015年1月1日にスリーシェルズから発売します。 指揮は、広上淳一門下の逸材として期待される水戸博之。 国内最高レベルの響きを知られる浜離宮朝日ホールで、気鋭の若手演奏家が奏でる日本の美を御堪能ください。 ■各曲の聴きどころ ・伊福部昭:絃楽オーケストラのための日本組曲(1998) 1934年のピアノソロによる原作から54年を経てのアレンジした絃楽版、ひたすらにデビュー作へこだわった伊福部昭の辿り着いた境地とは? ・黛敏郎:フルート、ピアノ、弦楽のためのセレナードファンタスティック(1946/東京初演) 17歳の黛青年が颯爽と天才を発揮した意欲作。第2楽章は未完。近年発見され話題となった曲の東京初演。 ・松村禎三:ピアノと弦楽オーケストラのための朝の歌(2001) 晩年の松村禎三による研ぎ澄まされた感覚が冴え渡るピアノ協奏曲。 ・水野修孝:ヴィオラ協奏曲(委嘱初演) 美しいメロディーとジャズの融合で知られる作曲者がはじめて書き上げたヴィオラ協奏曲。 ・眞鍋理一郎:追憶(2012) ゴジラ対ヘドラなどで知られる映画音楽の大家による記憶の風景。生誕90年記念演奏。 ・三木稔:箏譚詩集より、箏と弦楽合奏のための《芽生え》《白い風の下で》 日本の楽器へも多くの傑作を残した三木。なかなか演奏されないが味わい深い絃楽との協奏的アレンジ。 ・芥川也寸志:映画音楽「鬼畜」より(編曲:清道洋一) 叙情的メロディーとオスティナートを発揮した芥川映画音楽より。 ■CDタイトル 伊福部昭生誕100年記念 絃楽オーケストラで聴く日本の巨匠たち/水戸博之指揮、オーケストラ・トリプティーク Japanese Great Masters throuth the String Orchestra/Hiroyuki Mito Conducts Orchestra Triptyque ■収録曲目と作曲者 1-4 伊福部昭 Akira IFUKUBE(1914-2006) 絃楽オーケストラのための日本組曲(1998) 第1曲 盆踊 Allegro energico 4:27 第2曲 七夕 Lento tranquillo 3:36 第3曲 演伶 Quasi burlesco 4:27 第4曲 佞武多 Marciale pesante 7:03 5-6 三木稔 Minoru MIKI(1930-2011) 箏譚詩集~箏と弦楽合奏のための~ 第二集《春》より〈芽生え〉(1976) 3:48 第三集《夏》より 白い風の下で(1983)4:31 新箏ソロ:藤川いずみ 7-8 黛敏郎 Toshiro MAYUZUMI(1929-1997) フルート、ピアノ、弦楽のためのセレナード・ファンタスティック(1946/東京初演) 第1楽章 序奏とロマンス 9:36 第2楽章 間奏曲とダンス(未完)2:07 フルートソロ:向井理絵 9 松村禎三 Teizo MATSUMURA(1929-2007) ピアノと弦楽オーケストラのための朝の歌(2001/2002) 10:06 ピアノソロ:海瀬京子 10 眞鍋理一郎 Riichiro MANABE(1924-) 追憶(2012)1:53 11-13 水野修孝 Shuko MIZUNO(1934-) ヴィオラ協奏曲(2014年3月完成・委嘱初演) 第1楽章 2:53 第2楽章 2:45 第3楽章 7:44 ヴィオラソロ:伊藤美香 14-15 芥川也寸志 Yasushi AKUTAGAWA(1925-1989) 映画音楽「鬼畜」より(1978/2014編曲:清道洋一) ストリート・オルガン 2:21 終曲 3:55 ■CD発売日 2015年1月1日 価格 2778円(税抜) CD番号 3SCD-0019 バーコード 4560224350191 録音・編集:小嶋雅夫 写真:渡會裕 デザイン:田代亜弓 ピアノ調律:三浦明道 企画・発売元:スリーシェルズ(西耕一) 水戸博之指揮、オーケストラ・トリプティーク 2014年9月13日浜離宮朝日ホールにてライヴ録音 ■演奏 オーケストラ・トリプティーク 水戸博之(指揮) 藤川いずみ(新箏:5) 海瀬京子(ピアノ:7,8,15) 向井理絵(フルート:7,8,15) 伊藤美香(ヴィオラ:11-13) 冨岡春絵(グロッケンシュピール:15) 三宅政弘(コンサートマスター) ≪ヴァイオリン≫ 遠藤結子、梶川空飛亜、駒崎りら、迫田圭、高須昌緒、民谷香子、知見寺武、千原徳子、原田真帆 藤代優意、三瀬俊吾、茗荷智光、森本由希子 ≪ヴィオラ≫ 高橋奨、星光、米納真妃子、神山和歌子 ≪チェロ≫ 任キョンア、竹本聖子、朴純香、松本恒瑛 ≪コントラバス≫ 佐藤洋嗣、志水祐亮 ≪パーカッション≫ 冨岡春恵 西耕一(企画・構成) プロデューサーノート(西耕一) オーケストラ・トリプティークは、日本の作曲家の優れた作品の復活と発展を願って結成されました。 日本の洋楽を100年の単位で捉え、その歴史を踏まえ、新しき歩みをと考えています。 CDに収録された演奏会は「絃楽オーケストラで聴く日本の巨匠たち」と銘打った2014年のライヴ録音です。 2014年は、作曲家 伊福部昭の生誕100年と映画「ゴジラ」公開60年が重なり、 ハリウッド版ゴジラの公開など、日本だけでなく世界中が伊福部昭に熱狂しました。 「オーケストラ・トリプティーク」も、生誕100年コンサートに関わり、2月、7月、11月と参加しました。 ほかとは少し違った伊福部昭生誕100年記念として、創作と教育の両面で歴史を築いた作曲家の、自作と、弟子たちの作品によって祝おうというのが今回のコンセプトです。 それによって、いずれも映画・純音楽の両面で「巨匠」の名に足る作曲家が揃い踏みしました。 芥川也寸志による映画音楽《鬼畜》、黛敏郎17歳の幻の作品《セレナード・ファンタスティック》、松村禎三の晩年の傑作《朝の歌》 、三木稔の箏曲を協奏的に仕上げた《譚詩集》、卆寿を迎えた眞鍋理一郎の《追憶》と、委嘱初演として伊福部門下ではないですが、第1回の演奏会からトリプティークに作品を提供してくださっている水野修孝による新作《ヴィオラ協奏曲》の上演まで。ひとりの作曲家から拡がる奥深い日本の音楽をどうぞ御堪能ください。 https://youtu.be/a7m7o5gPwk4